ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
私事ですが、最近とんとテレビを見ることが減っています。
「若者のテレビ離れ」などと世間で言われて既に久しいですが、若者という括りにそろそろ入らなくなっている年齢の私も、テレビ見ていません。
社会人になってからというもの、特に減りましたね。平日は仕事から帰宅してテレビを付けようと思わなくなりました。休日もなんだかんだ予定があると、家でテレビを見るという時間も減少傾向に…。
しかも今では、情報を得ようと思えば真っ先にスマートフォンに手が伸びます。
以前は少なくとも毎朝テレビをつけて、決まったチャンネルを流しながら支度をしたり天気予報の確認をしたりしていました。
今では天気予報もスマートフォンに頼っています。
週の真ん中は「何曜日」なのか?
ところで、テレビの天気予報に関して、昔からずっと頭に残って離れないフレーズがあります。
「週の真ん中、水曜日」
お天気キャスターが当時、毎週水曜日に決まって言っていたフレーズで、何となくゴロも良くて頭から消えません。
「水曜日」になると今でも、このフレーズがたまに頭に浮かびます。
一週間は七日間なので、日曜日から数え始めると確かに「水曜日」がちょうど真ん中になるんですよね。
また、学生や社会人など多くの方にとっては月曜日から金曜日が平日で、学校なり会社なりへ行かれることと思いますが、その場合もやっぱり「水曜日」が週の真ん中ということになります。
ドイツ語で、一週間の真ん中は?
日本では、お天気キャスターが「水曜日」に週の真ん中という枕詞をつけてくれていますが、外国語の中には「水曜日」のことをそっくりそのまま週の真ん中と表現する言語が存在します。
それがドイツ語です。
ドイツ語では、「水曜日」のことを次のように言います。
Mittwoch [ミットヴォッホ]
この単語は、次の2つの単語が組み合わさって成り立っています。
Mittwoch = Mitte + Woche
前半の"Mitte"が「真ん中」、後半の"Woche"が「週」という意味です。まさに「週の真ん中」ですね。
ちなみに、ドイツ語では"Mitte" + ○○という組み合わせで成り立っている単語として、以下のような例もあります。
Mittag [ミッターク] = Mitte「真ん中」 + Tag「一日」… 一日の真ん中=「正午」
Mittenacht [ミッテナハト] = Mitte「真ん中」 + Nacht「夜」… 夜の真ん中=「真夜中」
また、参考までに、ドイツ語での他の曜日の表現も以下に紹介します。
Sonntag [ゾンターク] …「日曜日」
Montag [モンターク] …「月曜日」
Dienstag [ディーンスターク] …「火曜日」
Donnerstag [ドナースターク] …「木曜日」
Freitag [フライターク] …「金曜日」
Samstag [ザムスターク] …「土曜日」※
※北ドイツ等、一部の地域では"Sonnabend" [ゾンアーベント]とも
他の曜日は、"Tag"「日」で表現するのに対し、水曜日だけ"Woche"「週」を使って表現するというのが面白いですね。
また、ドイツ語"Tag"は、英語の"Day"に相当する単語です。ドイツ語と英語は、同じゲルマン系のルーツを持つことから、基本的な単語において似たケースを多く見つけることができます。
ドイツ語の曜日表現は英語における表現とよく似ていますね。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回の記事では、ドイツ語では「水曜日」という表現が文字通り週の真ん中を意味しているということを紹介しました。
地域や文化が違えば、異なった方法で表現されるというのは面白いですね。こうした発見があるからこそ、外国語学習は面白いのだと思います。
今後も面白い発見があれば、どんどん紹介していきたいと思います。