ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
私は昔から外国語学習が好きで、ゆるく長く様々な外国語について調べたり学んだりしているのですが、この記事では、私が語学というものに興味を持つきっかけとなった一冊を紹介したいと思います。
英語で大事なのは〇〇?
私の外国語学習は、中学から始まった英語の授業に端を発しますが、定期テストでもそれなりの点数を取るなど、英語はいわゆる得意科目と言える存在でした。
日本語とは異なる文法や、発音とつづりの乖離も、苦にならずにスッと頭に入っていました。
そんな時に出会ったのが、講談社文庫の「英会話・やっぱり・単語」という本です。
この本は、中学で学べる英文法や単語さえ押さえていれば、英語での会話は十分成立可能である。もっと言えば、単語さえ分かれば英語は話せるのだ、という著者の考えのもと、では英語を話すために必要な単語を増やすためにはどうすれば良いか、という点に対するアイデアが紹介されています。
実際に、著者が東南アジアを訪れた際に乗ったタクシー車内で、ドライバーと交わした英語のエピソードが印象的で、今でも記憶に残っています。
著者がタクシーで「空港まで行きたい」旨を伝えたところ、現地のタクシードライバーがそれに対する確認を英語で答えます。
ただ、その英語は「ユー・エアポート・ゴー・OK?」のように、文法的には全くの間違い。
とはいえ著者は、これをブロークンイングリッシュとはしつつも、並べられた単語から聞かれている内容は明らかで、「イエス」と返事をすれば英会話として成立だ、としています。
英語に限らず外国語を話そうとする際は、どうも文法や単語を正しく使わなければ…と考えてしまい二の足を踏んでしまいがちなのですが、憶することなくとにかく話すことが大切なのだと感銘を受けました。
英単語を増やすアイデア
また、この本の面白い点は英単語を増やすアイデアとして、なかには雑学的な要素も含みながら、いろいろと紹介されているところです。
例えば"bone、cone、done・・・"のように、先頭の文字だけを変えて新しい単語をどんどん見つけていくというアイデアや、"alone、lone、one・・・"のように先頭の文字を消して新しい単語をどんどん見つけていく、という単語探しが楽しくなるアイデアで満ちています。
この本を読んだ私は依頼、紙の辞書や電子辞書でとにかくいろいろな英単語を発掘する作業に没頭しました。
最も長い英単語は?
もう1つ印象的なのが、この本で紹介されていた最長の英単語です。
辞書に載る単語として最長なものは次の単語だそうです。
"Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis"
何と45文字!日本語での意味は「珪性肺腎塵症」という病気を指すそうです。
一見するとただの文字列ですが、"pneumono"「肺の」や"silico"「珪素」など、複数の単語が組み合わさって構成されていることがわかります。
私は当時、この単語を数回読んで覚えました。覚えたところで、活用するタイミングは今に至るまで全く無いのですが、こういうネタを知っているというのはとても面白いものです。
不思議なことに一度覚えてしまうと、数十年たった今でもこの単語はつづりも読み方も忘れたことがありません。
最後に
いかがでしたでしょうか。私は今でこそ英語以外のいろいろな言語に触れる機会も増えましたが、外国語を調べよう、学ぼうという原動力はどちらかというと、語学から得られる雑学的な内容に惹かれるようです。
これも振り返るに、当時出合ったこの本の影響があるのかもしれません。
楽しんで語学をすることを気づかせてくれたという点で、とてもいい本に出合えたと思っています。