ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
外国語学習というのは、大変な根気と労力がいりますよね。
一度覚えたら終わり!であれば良いのですが、残念ながら時間とともに覚えた語彙も記憶から薄れてしまいます。話す、聴く力も、しばらく実践的な機会がなければ少しずつ鈍っていくことでしょう。
私は義務教育の英語に始まり、現在に至るまで十数年、外国語を学んでいます。
とはいえ、現在は仕事の傍ら独学です。またその内容も大したことはありません。参考書や単語帳にひたすら取り組む、というのはどちらかというと苦手で、当ブログで取り上げるような非実用的なネタばかり探す…というのが専らです。
そんな状況なので、実績としてはTOEICも毎年受験して平均700点という感じです。決して低いことはないと思うのですが、もう少し高ければ社内でアピールできるのに…という微妙なラインですね。
そんな私ですがコツコツ取り組んできたことは間違いなく、それが良くも悪くも安定的なTOEICの点に表れているのだと思います。そこで、細く長く語学を継続するために私なりに意識しているマインドを、今回は紹介したいと思います。
【前提】継続がいかに難しいか!
その前に、まずは継続することがいかに難しいかを理解しておく必要があるかと思います。
外国語学習が大変長い道のりになることは、皆さんも実感していることと思います。
目標の設定方法にもよりますが、基本的に終わりのない学習です。
例えば「検定試験で何点以上を取る」という目標であれば、試験結果により達成することは可能です。
結果が目に見える形で現れるので、取組み甲斐もあるでしょう。目標の点に達すれば、それがゴールです。
しかしそれ以外で、例えば「言葉が聞き取れるようになる」、「会話ができるようになる」、という数値化が難しい目標は、レベルを測りにくくゴールに達しているのかどうかも分かりづらいという難点があります。
日によって聞き取りがスムーズにできることもあれば、会話が全く成立しないということもあるかもしれません。また個人的に達成したと感じたとして、そこで学習をやめてしまうと外国語を使う感覚が薄れ、結局聞き取りも会話もできなくなるリスクがあります。
えてして外国語学習というのは、多くの方にとって目標の達成具合が見えづらく、またレベルの維持という点で、始めたら立ち止まることができないものではないでしょうか。
外国語の学習、しかもそれを継続するということはそれだけの難しさが伴うと考えて差し支えないと思います。
以上の前提をまず心にとどめた上で、本題であるマインドについて私の考えを紹介します。
1.語学は難しいということを知る
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉が、中国の兵法書「孫子」の一節にあります。
外国語学習は、上で述べてきたとおり目標の設定から、実力の測定、レベルの維持に至るまで、決して簡単ではありません。
まずは、それを意識しましょう。
最近は英語を中心に語学書が豊富に存在します。中には「簡単!」や「これだけで伝わる」等のタイトルのもと、学習に必要なエッセンスを凝縮したテキストも用意され語学に対するハードルも下がっているように感じます。
私は、そこに油断があると考えます。
前述の通り外国語学習は簡単なものではありません。そこを認識しておかないと、学習の途上でつまづいた時に、「自分はこんなことも分からないのか・・・」とモチベーションを低下させる原因にもなりかねません。
今では英語を流ちょうに操る方も多く、それだけに学習法や書籍など情報があふれるように存在する状況ですが、かえって最初の意識が重要になってくると思うのです。
母国語と異なる言語を学ぶのですから、決して簡単なことではありません。それだけのことを自分はしているのだと、自信を持ちましょう。
2.目標はあいまいで良い
誤解を恐れず、また少し乱暴な表現かもしれませんが、私は語学に対して目標に重きを置いていません。
※仕事で外国語が絶対必要、社内評価で何点以上は取らないといけない、という場合を除きます。
むしろ、目標を立てなくても全く問題無いと思います。
目標を立てたからには、その進捗を知りたくなります。また、達成に対する気持ちも高まります。
ただ、その道のりに終わりが無く、達成度も測りづらい語学において、目標を立てることが継続の足を引っ張りかねません。
私の語学に対する姿勢は「楽しむ」という1点です。これが私にとって、語学を継続するモチベーションです。
3.分からなくても良いという諦め
分からない点は分からないままでよい、という諦めも時に大切かと思います。
昨今は何でも真相や原因究明が叫ばれる時代で、それが重要なのは間違いなのですが、こと語学に関しては関係ないと考えます。
言葉は使われる時代や地域によって変化します。また、ネイティブの運用する言葉(母国語)に比べて、ノンネイティブが外国語として習得できる範囲にも限界があります。
母国語に対し後天的に学ぶ外国語は、発音の仕方や文法などの運用はどうしても意識せず自然にというわけにはいきません。
そこを認識したうえで、それでも話せる、理解できるという状態がベストだと思います。
4.周囲と比べない
語学は、人と比べてもあまり意味がありません。
あの人はとても流ちょうに発音できている、あの人の用いる表現はネイティブ並みだ・・・等、比べてしまえばきり無く、しかもどうしても自分より優れた対象と比較しがちになってしまいます。
意思疎通を図るに、こちらは外国語としての運用である以上、流ちょうである必要はありません。またネイティブ並みの表現が必須でもありません。
片言でも違和感があっても伝われば問題ないのです。
相手の文化や歴史背景などを踏まえ、スラングや気分を害する語は避ける必要がありますが、基本単語や文法を学ぶ範疇であればそのような危険に遭遇することも無いと思います。
外国語を学び、運用するのは他でもない自分自身です。周りは気にせず、自分が学んで使って分かったこと、気づいたことを吸収していけばいいのです。
最後に
いかがでしたでしょうか。語学を継続する上で私が考える重要なマインドを4つ挙げました。
中学校から必修科目となる英語に始まり、昨今の需要もあり語学に取り組む方も多いとは思います。
あくまで私の取り組むうえでの意識ですが、参考になる点があれば幸いです。