ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
最近は、私の生活においてもキャッシュレス決裁がすっかり定着しました。
思い返せば十数年前の大学生の頃、ドイツ旅行に向かう前の成田空港でたまたま声を掛けられて作成したANAアメックスカードが、私にとって初めてのクレジットカードでありキャッシュレス決裁の始まりでもありました。
ANAアメックスカードは現在でも日々の支払に活躍しています。
支払いによりポイントが貯まり、ポイントをANAマイルに移行できるのも気に入っています。
ただ、それでも日常のちょっとした支払いは現金がメインでした。
そんな状況を一変したのが、最近のQR決裁サービスです。しばらく前には大規模なポイント還元キャンペーンなどもありましたし、国を挙げてもキャッシュレス決裁を推進する姿勢があります。
今では現金で支払う機会がほぼ消滅し、銀行から預金をおろしたのもいつの頃か思い出せないくらい前です。
それくらい財布から現金が減りません。
将来、我々は現金自体を持つことすらなくなるかもしれません。すると、「預金をおろす」という言葉自体も古い表現になっていくのかもしれませんね。
キャッシュレス決済と「クーポン」の相性
決裁方法がキャッシュレスになって変わった点が、もう1つあります。
「クーポン」の使い方です。
QR決裁をする際、アプリ内でクーポンを選択して気軽に使用できるようになりました。
私はこれまで、紙ベースのクーポンはすぐに捨ててしまったり貰わなかったりして、使う機会がまずありませんでした。
「クーポン」を使うことでお得になるということは分かっているのですが、どうしても紙ベースだと煩わしく感じてしまっていたのです。
それが電子上で処理できるようになったことで、「クーポン」を使うハードルが下がったといえます。
今でも雑誌などで切取って使える「クーポン」はよく見かけますが、QR決裁が主流になっていくと「クーポン」も電子化が進んでいくかもしれませんね。
「クーポン」の由来とは?
さて、前置きが長くなりましたが、今回は「クーポン」という単語について考えてみました。
すっかり日常的に定着した単語ですが、そもそもの由来はどこにあるのでしょうか。
英和辞書には"coupon"として掲載されていますが、その語源を尋ねるとフランス語にあるようです。
英単語の語源を調べる時に大変重宝するサイト、"Online Etymology Dictionary"によりますと、"coupon"の語源は以下のように説明されています。
1822, "certificate of interest due on a bond" (a piece which could be cut from the bond and presented for payment), from French coupon, literally "piece cut off," from couper "to cut," from coup "a blow" (see coup). Meaning widened to "discount ticket" 1860s by British travel agent Thomas Cook. The specific advertising sense "ticket or document that can be redeemed for a financial discount or rebate when purchasing a product" is by 1906.
要約しますと、フランス語の動詞"couper"「切る、打つ」の名詞形"coupon"「切取られた一部」に由来し、債券から切取られる利息証明書としての用法が1822年にはあるとのことです。
最初は、金融関係の用語だったようですね。
その後、1860年代には時刻表で知られる旅行代理店トーマス・クック社により「割引チケット」という意味で使われるようになりました。
1906年までには「割引に使えるチケット」という意味で"coupon"という単語が用いられた広告もあるそうです。
「クーポン」とは、切取って使うという本来の使い方が現れた名前だったということですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回の記事では「クーポン」という単語について、語源を調べてみました。
切取って使うという本来の使い方が現れた名前だったということですね。
今でこそ、まだ「クーポン」は切取って使うものというイメージもありますが、今後は電子化によって切取らない「クーポン」が当たり前になっていくかもしれませんね。