ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
突然ですが、なぞなぞです。
「ドイツ語から"e"と"s"が無くなったら、どうなるでしょう?」
※答えは当記事の最後に載せています。
突然失礼しました。今回は私が英語に次いで時間を割いて勉強しているドイツ語に関する内容です。
ドイツ語に対するイメージは?
外国や外国語に対して何となく持っているイメージというのが皆さんにもあるのではないでしょうか。
例えば、イタリアやスペインなどはラテン系の明るいお国柄がイメージされたり、フランス語はその響きから「美しい言語」とイメージされたり、といった具合です。
では、ドイツやドイツ語はどうでしょうか。
あくまで私の主観ですが、ドイツはラテン系の国々に比べて厳格さをイメージします。
ドイツ人にも真面目で頑固というイメージがあります。そしてドイツ語には固い、おっかない響きのイメージがあります。
もちろんこれらはイメージであり、実際に現地を訪れてみたりドイツ語を学んでみたりすれば全く異なる面が見えてくるものです。
何事も実際に「見て、触れて、感じる」ことが大切ですね。
ドイツ語は"e"と"s"が重要!?
外国語をいろいろと勉強しているとその言語に対するイメージの他に、使用される文字の癖というか性格のようなものも見えてきます。
例えば英語では、"z"を含んだ単語はそう多くありません。ところが海を挟んでお隣のオランダ語では、この"z"が頻出します。
英語"Sun"「太陽」に対するオランダ語"Zon"や、英語"sea"「海」に対する"zee"のように、英語で"s"から始まる単語は基本的にオランダ語で"z"となります。
私はドイツ語を学ぶ中で、"e"と"s"という文字が特にドイツ語にとって重要だなと感じています。
まず"e"についてですが、ドイツ語を勉強された方は少なからず実感したことがあるかもしれませんが、ドイツ語には文字"e"の使用が他の母音に比べて圧倒的に多いです。
まず定冠詞"der"や"die"に"e"があります。
また、名詞の複数形は"-e、-en、-er"などを単数形の語尾につけて表しますが、やはり"e"が欠かせません。
それから現代では母音"a、o、u"の上につくウムラウト記号(̈)も元は"e"に由来します。
ドイツ語"s"の発音について
また、ドイツ語において"s"はその表す音が他の言語と比べて特徴的です。
まず母音が続くSは「ザ行」の音になります。
ドイツ語で「太陽」は"Sonne"ですが、発音は[ゾンネ]となります。
母音ではなく子音が続く時は「ス」の音になりますが(例:Bus[ブス]、「バス」の意)、"st-、sp-"という場合は「シュ」の音になります(例:Sport[シュポルト]、「スポーツ」の意)。
"sch"という綴りも3文字で1つの音「シュ」を表します(例:Schaf[シャーフ]、「羊」の意。)
このように続く母音や子音との関係で、ドイツ語の"s"は3通りの音を表すということになります。
以上の点から、"e"と"s"という文字が特にドイツ語にとって重要だなと感じた次第です。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回の記事ではドイツ語を学んでみて思ったことについて紹介しました。
ではお待たせ(?)しました。冒頭のなぞなぞの回答とその理由を示して、今回は終わりにしたいと思います。
Q.「ドイツ語から"e"と"s"が無くなったら、どうなるでしょう?」
A.「オランダ語になる」
そのこころは?
「ドイツ語」は、ドイツ語で"Deutsch"
"Deutsch"から、重要な文字"e"と"s"を取り除くと・・・
"Dutch"「(英語で)オランダ語」という意味になる。
※"Dutch"も、元はドイツを指す言葉に由来するのですけどね。