ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
新しい年が明けて早くも10日程がたち、また慌ただしい日常が戻ってきたのではないでしょうか。
少し前ですが、ネットで以下のような記事を読みました。
These habits can cut the risk of depression in half, a new study finds
題して『うつになるリスクが半減する習慣、新たな研究で発見』という記事ですが、この記事を読んでみて改めて自身の心身を思いやってみるのもいいかもしれません。
記事が伝えるところによると、うつ予防に効果的な習慣の1つが『趣味を通じた、友情や社会的関係の構築』だそうです。
趣味は英語で"hobby"ですが、改めて今回はこの単語について調べてみたいと思います。
英語"hobby"の語源とは?
日本語では「趣味」や「道楽」などとも訳すことができるかもしれませんが、外来語としてホビーという表現もよく目にします。
他にもフランス語の"hobby" [オビ]、ドイツ語の"Hobby" [ホビ]、ポーランド語の"hobby" [ホッビ]などいろいろな言語に、そのままの形で借用されています。
今では広く用いられる、この"hobby"はどのようなルーツを持っているのでしょうか。
実は、語源を尋ねてみると「ある動物」が関係しているようです。
"hobby"の語源は「馬の名前」だった?
Online
etymology dictionaryによると、"hobby"の語源に関し以下の解説が見つかります。
c. 1400, hobi, "small, active horse," short for hobyn (mid-14c.; late 13c. in Anglo-Latin), probably originally a proper name for a horse, a diminutive of Robert or Robin.
対訳:1400年頃、hobi「小さく活発な馬」、hobyn(14世紀半ばもしくは13世紀後半のアングロ・ラテン語で)の省略形、恐らく元は馬の固有名でありRobertやRobinの指小語。
(出典:Online
etymology dictionary)
では、なぜ「馬の名前」が現代の「趣味」という意味へ変化したのでしょうか?
The modern sense of "a favorite pursuit, object, or topic" is from 1816, a shortening of hobbyhorse in this sense, which is attested from 1670s. Earlier it meant "a wooden or wickerwork figure of a horse," as a child's toy or a costume in the morris-dance,
対訳:現代の意味「お気に入りの娯楽、もの、話題」は1816年から、1670年代からその意味が見られたhobbyhorseの省略形。かつてはモリス・ダンスにおける子供のおもちゃまたは衣装の「木製または柳細工の馬の像」という意味だった。
(出典:Online
etymology dictionary)
モリス・ダンスとはイギリスの民族舞踊の一種で豊穣祈願の仮装舞踊だそうです。ダンサーは様々な衣装を身に着けて踊り、その中に馬を模したものがありました。
それが"hobbyhorse"と呼ばれ、子供に人気だったからでしょうか、「お気に入りの娯楽」という意味が派生し更には"horse"が省略された結果、"hobby"という語ができあがったというわけでした。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、"hobby"という単語について調べてみました。
そのルーツは意外にも「馬の名前」だったとのことで、当たり前に使っている基本単語であっても改めて調べてみると新たな発見があるという好例ですね。
また語学も続けることが大事とは言え、疲れた時は気楽に語源を尋ねてみるのもよい気分転換になるかもしれません。
今後も興味深い発見があれば当ブログで紹介していきたいと思います。