ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
日頃の円滑なコミュニケーションにおいて外来語は今やなくてはならない存在です。
外来語により固有語が脅かされたり取って代わられたりという懸念もありますが、実際に日本語で何と表現してよいか分からない外来語は多くあります。
今回は、そうした単語の一つ、英語"nozzle"「ノズル」について調べてみたいと思います。
英語nozzleは日本語で何と言う?
液体や空気などの流れをコントロールする働きを持つ「ノズル」ですが、これは英語"nozzle"に由来する外来語です。
改めて"nozzle"を日本語で何と表現するか、と聞かれると言葉に詰まるのではないでしょうか。
辞書によれば、「(ホース・パイプなどの)吹き出し口、筒先」という表現がありました(プログレッシブ英和中辞典第5版)。
どちらが伝わりやすいかは状況に応じて異なるかもしれませんが、口をついて出やすいのは「ノズル」の方ではないでしょうか。
この単語の語源を調べてみると、実はある体のパーツに由来しているそうです。
英語"nozzle"の語源は?
英語版Wiktionaryによると、その語源は以下の通り。
From Middle English noselle, equivalent to nose + -le (diminutive suffix).
対訳:中英語のnoselleから、nose + -le(指小辞)と同義。
(参照:en.wiktionary)
「ノズル」の形状や機能について考えてみた時、「小さな鼻」というのはぴったりな表現ですね。
別の言語では「小さな口」?
「ノズル」の表現をめぐっては、別の言語で面白い単語があります。
スペイン語の"boquilla" [ボキーリャ]です。
その語源は英語版Wiktionaryによると、以下の通りです。
From boca (“mouth”) + -illa (diminutive suffix).
対訳:boca「口」+ -illa(指小辞)から。
(出典:en.wiktionary)
スペイン語では、「小さな鼻」ではなく「小さな口」がノズルを指す単語なのですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、英語"nozzle"について調べてみました。
形状の面から「小さな鼻」が語源ということでしたが、スペイン語では「小さな口」という異なる視点の表現がある点は面白いですね。
今後も興味深い発見があれば当ブログで紹介していきたいと思います。