ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
先日、保育園に通う息子からの要望を受けて彼の体操着にワッペンを付けました。
聞けば他の子もみんなワッペンをつけていて、園においても上下で各1個ずつであれば付けても構わないとのことでした。
最近は個人情報保護や防犯面から見える場所に名前を書くことも無くなりましたが、代わりにワッペンであれば自分の体操着だと同定しやすくなりますね。
なお息子は大好きな電車のワッペンをチョイス。
ところで、ワッペンとはそもそも何語でしょうか。今回は、ワッペンという語について調べてみました。
「ワッペン」とは何語?どんな意味?
調べてみると、ワッペンとはもともとドイツ語の"Wappen"が由来でした。
また、その意味は「紋章」です。
なお、ドイツ語において子音"w-"は英語における"v-"のように「ヴ」の音を表します。
そのためドイツ語における標準的な発音は、ワッペンではなく「ヴァッペン」のほうがより近いことになります。
余談ですが、ドイツ語の"v-"は英語における"f-"のように「ファ」の音を表すので要注意です。
ドイツの完成車メーカーとして有名な"Volkswagen"は、日本でフォルクスワーゲンと呼ばれますが、"Volks-"が「フォルクス」とされているのはドイツ語の標準的な音にならっているからというわけですね。ただ、"wagen"がヴァーゲンではなく「ワーゲン」であるのは、日本人にとっての言いやすさや音の響きからそうなっているのかもしれません。
"Wappen"の語源とは?
「紋章」とは、そもそも国や家を表す固有のしるしのようなものです。
紋章によって国や家が同定できるという点では、息子が体操着につけた電車のワッペンも同じ役割を果たしていると言えます。
ところが"Wappen"の語源を紐解くと、意外にも「武器」という意味がルーツであったそうです。
From Middle High German wāpen (“weapon; coat of arms”), from Middle Low German wâpen (“weapon; coat of arms”). Doublet of Waffe (“weapon”), the High German form. The two forms were originally synonymous, but were semantically separated in early modern German.
対訳:中高ドイツ語wāpen「武器、紋章」や中低ドイツ語wâpen「武器、紋章」から。Waffe「武器」との二重語で、高地ドイツ語の語形。この両語はもともと同義語であったが、初期の現代ドイツ語において意味的に分離した。
(参照:en.wiktionary)
なんと、もとは「武器」を意味する単語だったのです。
これについては、紋章の歴史を紐解くと背景が見えてきます。
そもそも紋章のおこりは、兵士が持つ「盾」に施された意匠だったのだそうです。
つまり紋章とは武器(防具)である盾そのものだったわけで、そのために"Wappen"「武器」が「紋章」という意味も持つに至ったというわけです。
この概念は英語でも同様であり、"arms"には「武器」のほかに「紋章」という意味もあります。
後に、紋章は盾以外にも施されるようになりました。
例えば、兵士が甲冑のうえから羽織る服に刺しゅうされました。英語では紋章のことを"coat
of arms"といいますが、これは紋章("arms")の刺しゅうされた服("coat")からきています。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、ワッペンについて調べてみました。
その意味は「紋章」であり、英語でも"coat of arms"という通りもとは「武器」と同義だったのですね。
なお、息子の体操着につけたワッペンはもちろんそんな大それたものではなく、英語では"patch"といったほうがより適した表現だと思います。