ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
春は卒業・お別れのシーズンですが、それはすなわち新たな門出・始まりの時であるとも言えますね。
昔ある方から聞いて印象深いのが、英語"commencement"の意味についてのお話です。
「始まり、開始」という意味ですが、アメリカ英語では「卒業式、学位授与式」という意味でも使われる単語なのだそうです。
卒業・お別れというと寂しさを感じますが、新たな門出であると考えれば前向きになれますね。
「乾杯」を英語で何というか?
さて、卒業やお別れに際し、送別会の開催も多くなってくるのではないでしょうか。
会の始めや終わりに「乾杯」をすることもあるでしょう。
では、「乾杯」を英語で何というかご存じですか?
英語圏では乾杯の際に"Cheers!"と唱和するのを聞いたことがあるかもしれません。「乾杯」そのものについては、英語で"toast"といいます。
こんがり焼けたいい香りが漂ってきそうですね。あのトーストと何か関係があるのでしょうか。
語源を調べてみました。
originally referring to the beautiful or popular woman whose health is proposed and drunk to. The custom apparently grew from the use of spiced toast to flavor drink; the lady being regarded as figuratively adding piquancy to the wine which was drunk to her health.
対訳:もとはその健康を祈念して乾杯される美しい女性や有名な女性を指しました。恐らくスパイスを利かせたトーストを飲み物に浸して風味づけするという習慣から始まったものと思われますが、女性は比ゆ的に、その健康を祈念して飲まれるワインへ加えられる刺激のようなものだとされていました。
(参照:Online English dictionary)
もとはトーストを風味付けに用いる習慣が根底にあったとのことで、食べ物のトーストと関係があったと言えそうです。
それが比ゆ的なイメージから女性の名前を指し、現在の乾杯になったというのは正直私にはあまりよく分からなかったのですが、ヨーロッパの文化や習慣が背景にあったということですね。
"toast"には「乾杯」のほかに「乾杯の対象となるものや人、評判の人」という意味が今でもあります。
ただ、この語源はあくまで推測であり実際の由来ははっきりとはしていないようです。
英語"propose a toast"とはどんな意味?
さて、では当記事のタイトルに戻って、"propose a toast"の意味について考えてみましょう。
「トーストを提案する?」と思ってしまいますが、誤りです。
ここでの"toast"は「乾杯」の意味であり、乾杯を提案する=「乾杯の音頭をとる、乾杯する」というのが正しい訳ですね。
なお、もしかしたら文脈によっては「トーストを提案する」という文もあり得るのでは?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、"propose a toast"で「トーストを提案する」というのは文法的にも無理があります。
なぜでしょう。
・・・
カギは、不定冠詞の"a"です。
「トースト」という意味の"toast"は不可算名詞であり、"a toast"のように数えることはできないのです。正しくは"a slice of
toast"のように表現しなければなりません。
一方で「乾杯」という意味での"toast"は可算名詞なのです。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、英語"toast"について調べてみました。
語源ははっきりしないとはいえ、こうした背景を知っているとより単語の意味が頭に残るのではないでしょうか。
今後も興味深い発見があれば、当ブログで紹介していきたいと思います。