ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
4月になり、進級や進学、就職など新しいステージに進まれた方も多いのではないでしょうか。
新人のことは「ルーキー」と呼ばれることもありますが、この単語のルーツは何でしょうか。今回は「ルーキー」の語源について調べてみました。
"rookie"「ルーキー」の語源とは?
辞書によれば、主にアメリカ英語で用いられプロスポーツの「新人選手」という意味が主で派生として一般的な新人、初心者という意味があるようです。
Barrère ["A Dictionary of Slang, Jargon & Cant," 1890] has "Rookey (army), a recruit; from the black coat some of them wear," which suggests it is from rook. The word came into general use in American English during the Spanish-American War.
対訳:バレール(注:フランスの作家)による「俗語、専門用語、隠語辞典」(1890年)には、「Rookey(軍隊用語)、新兵。彼らが着用する黒いコートから」とあり、rookに由来することが示唆されています。この単語は米西戦争中にアメリカ英語として一般的に用いられるようになりました。
(参照:Online etymology dictionary)
元は軍隊用語で、新兵が着用した黒いコートから"rook"との関連があるようです。
では、"rook"とは何でしょうか。
辞書を引くと、"rook"とは「ミヤマガラス」とあります。
黒いコートをカラスになぞらえての命名だったのですね。なお、カラスを表す英単語は一般的に"crow"が思い浮かびやすいかと思いますが、その種類によって他に"raven"や今回の"rook"という語もあるのです。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、「新人」という意味で用いられる"rookie"「ルーキー」の語源について調べてみました。
なお、今回は古い辞典における解説の例をご紹介しましたが正確な語源は不明なようで、他には"recruit"「採用する、募集する」に語尾-ieがついた形からという説があります。
今後も興味深い発見があれば当ブログで紹介していきたいと思います。